【北海道一周ツーリングルートガイド 1日目】苫小牧→札幌|支笏湖を抜け、最高のスタートを切るための東横インとセコマのおすすめポイント

苫小牧港3 北海道

本日は、北海道上陸初日。到着も14時なので、ゆっくりめに札幌まで移動。
途中、樽前山や支笏湖をみながらツーリング。せっかく2週間以上の旅程なので、普段は一気に通り過ぎる場所もきちんと景色を楽しめる速度で走る。

今回の行程は、「苫小牧-樽前山-支笏湖-札幌」でした。

苫小牧から札幌 行程
苫小牧港から札幌までの行程

天候と服装:気温15度・雨ではオールシーズンジャケット+レインウェアでちょうどよい

気温は15度、小雨では、

  • 「オールシーズンジャケット/インナープロテクタートレーナー/長Tシャツ/スリーシーズングローブ」ではちょっと寒いくらい。
  • レインウェアを着てちょうど良いくらい。
  • 防寒着は他にもあったが、そこまでは不要。
  • 結局二週間、旅を通して一番寒かったのはこの日でした。

苫小牧港:上陸と港周辺を散策

苫小牧到着 記念撮影
苫小牧港 上陸

14:00前、無事に苫小牧に到着。普段は下船するとすぐに目的地に向かって走り出していた。今回は時間的余裕のある2週間以上のツーリング。せっかくだから港の景色を見ようと、国道36号線に出る手前の道で左折。もう1台、後からアフリカツインが曲がってきたので、北海道をよく知っているライダーは使っている道なのかもしれない。

本当はマルトマ食堂に行って、ホッキカレーを食べたかったのだが、下船14時はお店の閉店時間。予定通りあきらめる。特に貝が好きでもないので、まぁタイミング合えばという程度。

苫小牧港
苫小牧港2
苫小牧港と貨物船とセロー
苫小牧港
苫小牧港 防波堤

よく晴れているので、とても港が綺麗。ちょっと道端に停めて、セローと船を一緒に撮影。周りに人もライダーもいない、ゆったりとした時間が過ぎる。

マルトマ食堂

マルトマ食堂
マルトマ食堂

走り出してマルトマ食堂に到着。食べられないまでも見ておこうという感じ。確かに結構お客さんが並んでいる。ツーリングマップルにも昔から乗っているだけはある、かなりの人気店なのだろう。あとから知ったのですが、ホッキカレー以外にも美味しそうなメニューがあり、やはり行っておけばよかったと思いました。


マルトマ食堂

ホッキ水揚げ日本一を誇る苫小牧港(西港エリア)にあり、早朝から営業している行列必至の人気食堂です。ツーリングで訪れる際は、営業時間と行列を考慮したプランニングが重要になります。

  • 住所:北海道苫小牧市汐見町1-1-13
  • 電話番号:0144-32-3423
  • アクセス
    • 苫小牧西港フェリーターミナルから車で約10分
  • 駐車場:店舗前や周辺に無料駐車場あり(混雑時は満車の場合も)
  • 営業時間:5:00~14:00
  • 定休日:日曜、祝日
  • 注意点
    • 平日でも1時間以上の行列ができることがある超人気店です。
    • 営業終了が14時。大洗からのフェリー到着時間と重なるため、上陸時はほぼ間に合わない。
    • 支払いは現金のみです。
  • おすすめメニュー
    • 名物の「ホッキカレー」に加え、新鮮な魚介をふんだんに使ったボリューム満点のメニューが揃っています。
    • マルトマ丼:ホッキカレーと並ぶ二大看板メニュー。10種類以上のネタが乗った豪華な海鮮丼です。
    • ホッキ料理:産地ならではのホッキラーメンやホッキチャーハンも楽しめます。

道の反対側には大きな駐車場と食堂が数軒並んでいる。やはり同じようにホッキカレーの店もある。今回はパス。国道に出て、何か食べられればいいやという感じ。今日は札幌に宿をとっているので特に急ぐわけでもない。

樽前山

国道36号線に入る。車の流れも速い。速度取り締まりを警戒しながら走行。樽前山方向、県道141号に入る。支笏湖を通りながら軽くツーリングのつもり。本当はこの周辺の林道も予定していたのだが、時間も遅いし、初日なのでおとなしく舗装路を淡々と走る。

樽前山
樽前山

国道36号線からの分岐直後の高架高架橋から見る、樽前山もなかなか良い景色。こういう時には一眼レフよりコンデジの方がぱっと取り出せて使いやすい。

この時、樽前山の上の黒雲に気づけばよかったのだが、北海道初日なので、このあたりの感覚がまだまだ鈍かった。北海道は空を遮る高層ビルも少ないので、かなり遠くまで雲が見える。これが天気予測に役立つ。雲次第で雨が降りそうかどうか、肉眼でわかる。これは関東との大きな違い。この時はまだそれに気づいていなかった。

141号線をゆったりと法定速度ぐらいで走っていると、結構車に追いつかれる。こっちはゆったりと旅を楽しむつもりなので、あせらない。バックミラーで確認しながら、先に行ってもらう。どうぞどうぞ、お先にどうぞ。

6月になると、北の大地でも緑がたくさん、きれい。ただちょっと国道から逸れただけでこんなにも自然が大きく残っている。さらにこの辺りはクマの目撃情報もあり。事前に読んだ「くまにあったらどうするか」では、クマは意外と近くにいて、人間を高い位置から見下ろしているとあったのを思い出しながら、走る。この本は、実際のアイヌ猟師の姉崎さんの経験をもとに書かれているので、一読の価値あり。不確かな情報よりもよほど実践的。

*北海道ツーリングのクマ対策については、こちらの記事が参考になると思います。できるだけ実用的な内容をまとめました。
北海道ツーリング熊対策【ソロライダー必見】体験者が語る準備と遭遇時の心構え

クマにあったらどうするか
『クマにあったらどうするか』
きつね
きつね

道の真ん中にキタキツネが。上陸後、さっそくの野生動物。バイクを止めて写真撮影。するとあちらもじりじり寄ってくる。痩せているので多分、食料目当て。「野生動物にエサやるとその後、人間に警戒心がなくなる。車にはねられたり、熊の場合は住宅地付近に出没して射殺される」ことがある。ここは心を鬼にして、ごめんと言いながら走り去る。

ちょうどこの辺りから小雨が降ってくる。ちょうど樽前山の登山道への分岐で本格的な雨に。木陰に停車してカッパなどを準備する。ツーリング先で雨は久しぶりなので、荷物が多いのと相まって、時間がかかった。焦らずゆっくりと、バッグにカバーをかけてカッパを着る。一度やってしまえば、手順を思い出して、旅の間雨に困ることはなかった。

この時点で、16時くらい。気温は15度、60キロぐらいで走行、「オールシーズンジャケットとインナープロテクタートレーナー+長Tシャツ、スリーシーズングローブ」ではちょっと寒く感じるくらい、雨合羽を着てちょうど良いくらい。防寒着は他にもあったが、そこまでは不要。結局二週間、旅を通して一番寒かったのはこの日でした。

支笏湖

支笏湖
支笏湖

支笏湖の周辺、少し雨が降っているが小雨の中、湖と恵庭岳を眺める。バイクを停車して、景色を楽しむぐらいの余裕はある。
支笏湖は何回か通った経験があるが、このようにバイクを停めたのはほとんど初めて。やはり時間に余裕があると、じっくりと景色を楽しめる。

ポロピナイ展望台
ポロピナイ展望台

途中、ポロピナイ展望台にも立ち寄る。残念ながら木が生い茂っていて、湖の展望が開けず。展望に適した季節が別にあるのでしょう。

支笏湖から札幌

支笏湖から国道453号線を通って札幌に向かう。
途中、お腹が空いてきたので、北海道といえば、セイコーマートに寄る。残念ながら、ホットシェフは置いておらず、店によって異なることを肌をもって知る。軽食を買って小腹を満たす。
だんだんと都市部が近づいてくるにつれて、車や人の通りも増加。ちょうど往来も増えてきたところで、右折して豊平川沿いの道へ。この道は旅の中で何回か通るが結構車の往来が激しいので注意が必要かもしれない。
それにしても札幌のすぐ近くにこんな大きな川と広い公園があるのはやはり広大な北海道ならでは。河川敷も結構広くて草木も多いので、多分あの中には野生動物がいるんだろうなと思いながら、バイクを走らせる。

札幌

都市部の真ん中はとにかく安全運転。札幌駅前北口の東横インに到着。ここは前職のオフィスの目の前で何度も利用している。

ツーリングに東横INNをおすすめする理由

  • バイク駐車場所が玄関前にあったり、なくても隅の屋根のある所に止めてくれるなど、良心的。
  • 東横インはコロナ前後でも、宿泊料がほとんど変わらない(他のホテルチェーンはコロナ後、爆上げ。コロナ下でもたくさん利用したのに、裏切られた気分)
  • 宿泊料が良心的
  • 清潔感
  • アプリができて、チェックインが益々かんたんに
  • コインランドリーがある

上記の理由で、わたしは東横INNを一推し。

ここで痛恨のミス。東横インカードを忘れた。と思ったらアプリがいつの間にか出来ていた。それをダウンロードして、カード情報が無事、引き継がれた。ますます東横インの株が爆上がりしたのはいうまでもない。以前利用時の受付スタッフがいらっしゃるのを見ながら、ちょっと懐かしい気分になっていました。
東横INN札幌駅北口には、積丹半島の一周と友人との会食の拠点として、二泊しました。

セイコーマート推しの理由

セイコーマート豚丼

この日は、北海道上陸記念に、セイコーマートの豚丼。結局、2週間のツーリング中、ホットシェフコンプを目指して、セコマばかり利用していました。

セコマを推す理由は、

  • 郵便局並みにどこでもあるので、ツーリング中に利用しやすい
  • ホットシェフなら、いつでもあたたかい
  • 内地のコンビニより、おいしい
  • 北海道ならではの、豚丼やジンギスカンがある。おにぎりも大きくておいしい。
  • レストランと違って、すぐに食べられるので、ツーリングに専念できる

セイコーマートには、ツーリング中、お世話になりっぱなし。セイコーマートカードのペコマカードも作成しました。

【コラム】なぜセコマはライダーの聖地なのか?

私がこれほどセイコーマートを推すのには、実はしっかりとした理由があります。北海道の隅々まで店舗がある背景には、ライダーにとって非常にありがたい、セコマ独自の戦略があるのです。

1. どんな田舎町や峠道にもある安心感

大手コンビニが採算性を重視するのに対し、セイコーマートは「そこに住む人が困っているから」という理由で、過疎地や離島にも積極的に出店しています。

  • 驚異のカバー率:道内1,096店舗(2025年8月末時点)。道内179市町村のうち175市町村をカバーしており、人口1000人ほどの村にも店舗があります。
  • ルート計画の自由度向上:「この先にコンビニはあるだろうか?」という不安が大幅に減るため、ライダーはより自由に、辺境の地を含むツーリングルートを計画できます。

2. 北海道ならではのグルメを手軽に味わえる

セイコーマートは、北海道産の原材料を積極的に使ったオリジナル商品が非常に豊富です。

  • 店内調理「ホットシェフ」:カツ丼やフライドチキンなど、出来立ての温かいメニューが人気です。
  • 地産地消のプライベートブランド:北海道産の牛乳やメロンを使ったソフトクリームやアイス、豊富なおにぎりやパンなど、北海道の味を手軽に楽しめます。

この「どこにでもある安心感」と「北海道グルメを手軽に楽しめる魅力」が、セイコーマートを北海道ライダーにとって欠かせない存在にしているのです。


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