「暑い、飲みたい、でも面倒」なバイクの水分補給を劇的にラクにする方法は?
バイクライディング中は、走りに集中したり、景色を楽しんでいるので、渇きはあまり気になりません。しかし信号待ちでは手持ち無沙汰。喉の渇きに気づくのはそんなとき。
でも、
- 今の走りのリズム、車の流れを中断したくない
- 道端にバイク停める場所もなさそう
- グローブ外して、ヘルメットを脱いで、さらに飲み物を出すのは面倒。
- さらに逆工程をして、乗り出すまでが面倒。
- これが複数回になると、本当におっくう。
- だからぎりぎりまで水分補給を遅らせてしまう経験が、あなたもきっとあるはず。
でも気温35度や40度になる昨今の夏では、ほんとうに危険。
わたし自身もランニング中ではありますが、熱中症経験が複数回あり。
そんなバイクツーリングでハイドレーションチューブをペットボトルにつないで、ヒップバックなどに入れておけば、信号待ちの合間に水分補給をこまめにできます。
熱中症予防にも効果があると思います。
この記事ではバイクツーリング中の水分補給に便利なハイドレーションチューブについて4年間の使用体験を踏まえて紹介してきます。
【結論】バイクツーリングには「ペットボトル用ハイドレーションチューブ」が最適解な理由
バイクライディング中の水分補給といえば、専用リュックと水袋が一体になった「ハイドレーションバック」もあります。レースに出るような本格的な装備も格好いいですが、「使い勝手と洗浄のしやすさ、値段」の点から見ても、バイクツーリングにはハイドレーションチューブのほうが向いている、と私は考えています。

使い勝手、洗浄性、そして価格。両者の違いを比較してみたので、ぜひ参考にしてください。
| 評価ポイント | ハイドレーションパック (USWE, Camelbakなど) | ペットボトル用チューブ (SOURCE コンバーチューブなど) |
| 手軽さ・利便性 | △ 飲み物の補充にやや手間がかかる | ◎ 出先で飲み物を買ってすぐ使える。交換も一瞬。 |
| 容量 | ◎ 2L〜3Lの大容量モデルが主流 | △ ペットボトルの容量に依存する(500ml〜650ml) |
| 価格 | △ 10,000円〜30,000円台と比較的高価 | ◎ 1,000円〜3,000円台で始められる |
| 洗浄性・衛生面 | △ 洗浄や乾燥に手間がかかり、カビやすい | ◎ ペットボトルを交換すれば常に衛生的。チューブ洗浄も比較的楽。 |
| 保冷性 | ○ 専用の保冷カバー付きモデルもある | △ 基本的に保冷性はない。ペットボトルに保冷カバーおすすめ |
| 走行中の快適性 | ◎ 体にフィットする専用設計で安定感が高い | ○ チューブ固定に工夫が必要な場合がある |
| 他のデメリット(注意点) | ・残量が分かりにくい ・背中に熱がこもりやすい ・洗浄を怠ると不衛生になりがち | ・ペットボトルの置き場所の工夫が必要 ・ボトルの口径が合わない場合がある ・残量把握のために一度ボトルを取り出す必要がある ・保冷カバーなしでは真夏はすぐにぬるくなる |
ヘルメットを外さずに水が飲めるので、暑い時期に重宝します。
北海道でさえ、近年は35°超えや40°になることもあります。熱中症の予防にはこまめな水分補給が有効です。しかし水分補給のために
- バイクを止めて
- グローブを外して
- ヘルメットを脱いで
- バックからペットボトルを出し
- 蓋を開けて飲む。
- そして全く逆の工程で同じことを繰り返す。
こんな手間のかかる工程をこまめに繰り返すのは不可能ですし、ライディングの爽快感を削いでしまいます。おそらくほとんどの人が結構ギリギリまで我慢をして、水分枯渇寸前に補給していることが多いと思います。

だからと言ってレースに使うようなハイドレーションバックを背中に背負うのも重いし、億劫。洗浄も手間がかかりそうです。
そんなバイクツーリングで役立つのが、この ハイドレーションチューブです。いつものペットボトルにキャップを交換して繋ぐだけ。そしてペットボトルはヒップバッグやウエストポーチに入れて、ホースを回しておけば良いだけです。これでちょっとした信号待ちでもさっと飲めて こまめな水分補給ができます。そして空になったらまた新しいペットボトルをつなげば良いだけです。洗うのも簡単ですし、背中に背負ったハイドレーションバックのように体温であったまることもなく、できるだけ冷たいものを飲めるという利点はすごく大きいです。
【結論】どちらを選ぶべきか?
- ハイドレーションパックがおすすめな人
- エンデューロレースや長距離ラリーなど、給水タイミングが限られるシビアな環境で走る人
- 荷物を極力減らし、体にフィットさせて走りたいオフロードライダー
- ペットボトル用ハイドレーションチューブがおすすめな人
- ツーリングやツーリングラリーがメインの人
- 「まずは手軽に試してみたい」「洗浄の手間は最小限にしたい」という面倒くさがりさん(私のような)
【購入前チェック バイク向け】失敗しないペットボトル用ハイドレーションチューブの選び方
さて、この便利なハイドレーションチューブに興味が湧いてきたところで、いざ買おうと思っても、意外と種類があって迷うかもしれません。正直、安物買いをして「あ、これ使えないじゃん…」ってなるのが一番悲しい。
そうならないために、私が思う「これだけは押さえるべき」ポイントを4つに絞って紹介します。
- 口径の互換性:これが最重要!
一番やらかしがちなのがコレ。「せっかく買ったのに、コンビニで買ったお茶のペットボトルにはまらない!」なんて目も当てられません。
私が愛用する「SOURCE(ソース) Convertube(コンバーチューブ)」の素晴らしい点は、まさにここで、複数の口径に対応するアダプターが付属していることです。具体的には、- 標準的なペットボトル
- LAKENフツーラ
- ナルゲン広口ボトル
- エヴィアンPETボトル
の3種類に対応しています。
これにより、『いざ買ってみたけど、コンビニで買ったペットボトルにはまらなかった』という最悪の事態を防げます。特に国内の主要な飲料メーカー(サントリー、コカ・コーラ、キリン、伊藤園など)のペットボトルにはほぼ対応できるので、出先で飲み物を買うときにメーカーを気にする必要がありません。この「出先での安心感」こそ、他の安価な類似品にはない大きなメリットなんです。
- チューブの長さ:短すぎても長すぎてもダメ
自分のバイクでの乗車姿勢を想像してみてください。ペットボトルはどこに入れますか?ヒップバッグ?タンクバッグのサイドポケット?そこから口元まで、チューブがパツパツになるのは論外だし、逆に長すぎて余ったチューブがブラブラするのも邪魔くさいですよね。自分の使い方を具体的に考えて、ちょうど良い長さの製品を選ぶのがよいです。 - 飲み口(バイトバルブ)の性能:漏れないは正義
飲み口の部分、ここも結構大事です。安価なものだと、ちょっとした衝撃で中身がじわーっと漏れてきたりします。特に糖分が入った飲み物がウェアに漏れた日には、もう最悪です。バルブにロック機能が付いているか、そしてフルフェイスの隙間にスッと入る形状かどうか。この2点は必ずチェックすべきポイントです。 - 素材の安全性:口に入れるものだからこそ
まあ、言うまでもないかもしれませんが、直接口に入れるものですからね。人体に影響のない安全な素材で作られている製品を選びましょう。信頼できるアウトドアブランドの製品なら、このあたりはまずクリアしているはずです。
ちなみにわたしはイスラエルのブランド「SOURCE(ソース)」の「Convertube(コンバーチューブ)」という製品を4年以上使用しています。
【実践編】ハイドレーションチューブの固定とフルフェイスでのスマートな水分補給テクニック
さて、無事にハイドレーションチューブを手に入れたら、いよいよ実践です。ただペットボトルに繋いでバッグに入れるだけ…でも良いんですが、もう一工夫することで、快適性と安全性が格段にアップします。

- 【超重要】ハイドレーションチューブの固定でヒヤリハットをなくす
これ、本当に大事なことなので最初に言います。ハイドレーションチューブを固定せずにブラブラさせて走るのは、やめたほうが良いです。走行中に風で煽られたチューブが腕に引っかかったり、最悪の場合ハンドル周りに絡まったり…なんて考えただけでもゾッとします。
おすすめは、ウェストポーチのベルトに挟み込んでしまうと取り出しも収納も簡単です。短い信号待ちでの水分補給でも可能です。
製品によってはウェアの胸元あたりにチューブを固定できるマグネット式のクリップが付属していることもありますが、正直なところ、走行中に片手でピタッと合わせるのは意外と難しい。
代替案としては、100円ショップでも手に入る「小型のベルクロテープ(マジックテープ)」を使う方法です。バックパックのショルダーハーネスやヒップバッグのベルトにテープの片側を巻きつけておき、もう片方をハイドレーションチューブに付けておけば、ノールックでも簡単に着脱できます。これが一番確実でストレスがないかもしれません。 - 最適な取り回しルートを探せ!
ハイドレーションチューブをどこからどう回すか。基本はバックパックのショルダーハーネスに沿わせるのが王道ですね。ヒップバッグなら、腰から脇腹を通って体の前に持ってくる感じ。ポイントは、ライディング中に首や脇にチューブが擦れないか、林道の枝にひっかかる危険性はないか、乗車前にしっかり確認すること。自分だけのベストポジションを見つけるのも大事です。
上記写真はわたしのヒップバックの積載方法ですが、このくらいでも林道で引っかかることはありません。 - フルフェイスでのスマートな飲み方
「フルフェイスだと飲みにくくない?」と思いますよね。コツさえ掴めば、実は簡単なんです。ヘルメットを被ったまま、バイトバルブ(飲み口)をアゴとチンガードのわずかな隙間に、下から滑り込ませるイメージ。最初は停車中に、バイクのミラーでも見ながら練習してみてください。すぐに慣れて、信号待ちの数秒でスマートに水分補給できるようになりますよ。
【衛生管理】カビさせない!ハイドレーションチューブの正しい洗い方と乾燥のコツ
便利な道具だからこそ、長く清潔に使いたいもの。特に口に入れるものですから、衛生管理はしっかりやりたいですよね。「水しか入れてないから大丈夫でしょう?」…いやいや、それが一番危ないんです。
- 大前提:「水だけ」でもカビは生える
これ、覚えておいてください。自分の唾液がチューブ内に逆流するだけで、雑菌は繁殖します。ましてや糖分が入ったスポーツドリンクなんて入れた日には、もうカビの温床です。使ったその日のうちに洗浄する。これを鉄則にしましょう。 - 洗浄と乾燥のパーフェクト手順(公式情報などから)
面倒くさそう?いや、慣れれば5分もかかりません。- 分解する: まずは飲み口、キャップなど、外せるパーツは全部外します。特に飲み口のシリコンパーツの内部は汚れが溜まりやすいので、忘れずに。
- 専用ブラシで洗う: チューブの中は、細長い専用の洗浄ブラシがないと絶対に綺麗になりません。これはケチらずに買いましょう。食器用中性洗剤をつけて、ゴシゴシと。
- しっかり乾燥させる: これが一番大事!生乾きはカビの元です。洗い終わったチューブは、S字フックなどにUの字に引っ掛けて、風通しの良い場所に吊るしておく。これで内部までしっかり乾燥させることができます。
参考:イワタニ・プリムス株式会社 SOURCE 使用上の注意&お手入れ方法
https://www.iwatani-primus.co.jp/products/source/coution.html
わたし自身は、糖分を含んだ飲料を用いないので、バイトバルブをつまんだまま、反対側から流水を流す方法と徹底的な乾燥のみを行っています。これは各自の自己責任で判断をしてください。
ニオイや汚れが気になってきたら、重曹や市販の洗浄タブレットでつけ置き洗いをするのも効果的です。ただし、熱湯で消毒するのはパーツが変形する可能性があるので、やめておいた方が無難です。
【4年愛用レビュー】私がSOURCEコンバーチューブを「激推し」するワケ
ここまで色々と語ってきましたが、結局のところ、私自身がバイクツーリングでの「ペットボトル用ハイドレーションチューブ」というスタイルに心底惚れ込んでいるんです。
私が使っているのは、
- イスラエルのブランド「SOURCE(ソース)」の「Convertube(コンバーチューブ)
SC-2031160200」という製品。(既に廃版) - 後継製品はSOURCE(ソース) ハイドレーション コンバーチューブ SC-2031169300
もう4年くらい、夏のツーリングではほぼ毎回連れ出していますが、ハイドレーションチューブが劣化したり、水漏れしたりといったトラブルは一切ありません。本当にタフな製品です。
最初は「チューブの洗浄とか面倒かな」なんて思っていましたが、実際にやってみると拍子抜けするほど簡単。むしろ、専用の水袋(リザーバー)を洗って乾かす手間を考えたら、ペットボトルを使い捨てにできるこのシステムの方が、面倒くさがりな私には合っていました。
そうそう、面白い副産物もあって。
北海道を旅していると、休憩中によく話しかけられるんですが、この胸元からぶら下がった謎のチューブを見て、「お兄さん、それ何ですか?」と会話のきっかけになることが結構あるんです。地元の人と話す良いネタになってくれるのも、この道具の隠れた魅力かもしれませんね。
私の持っている製品は少し前のモデルになってしまいましたが、今でも後継モデルや類似の製品はたくさん出ています。
たった数千円の投資で、夏のライディングの質が劇的に向上する。熱中症でつらい思いをする前に、次のツーリングの相棒として、この「便利なチューブ」を導入してみてはいかがでしょうか。この快適さは、一度味わうと本当に手放せなくなりますよ。激推しです。


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